60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

4ヵ月ぶりの料理教室/karugamo update

昨日、久々に料理教室を開催した。2月以来、4ヶ月ぶりだった。開始時間を遅らせ、終了も早め、台所空間は使わない等、変則的な形での再スタートだった。
また除菌についても、新聞やテレビから得た情報なども参考に対策を練った。界面活性剤がコロナウイルスに効果があるときけば、経産省のサイトでチェックして、使いやすい濃度の希釈液をハンドスプレーにいれて数ヵ所に置いた。
対策とは関係ないが、華やかさを添える花よりも、緑の植物を増やし、少しでも心地よく感じる空間となるよう心がけた。オンライン、リモートなど利便性は高いが、無機質となりがちな生活スタイルが推奨される今こそ、心に潤いをもたらす自然の力が求められるのではないだろうか。
f:id:bistrotkenwood:20200613171937j:plain
[これは7年越しの相棒。自然に任せて育てているが、毎年この季節に花を咲かせてくれる]
次の月の教室案内を毎月20日前後に出すので、6月の再開を決断してみなさんにメール送信したのは、緊急事態宣言が解除される前だった。内心ハラハラしながらの案内だった。その後は、感染者数に一喜一憂していたが、一昨夜、東京アラートが解除された。気分的にかなり安堵して初日の朝を迎えることができた。
その結果…、みなさん、ピリピリと緊張することなく、自然体で過ごしてくださった。なによりも、久しぶりに会って食べておしゃべりできたことを、喜んでいただけたようだった。コロナによって奪われてしまった「集う」という人間らしい営みと楽しみを、こうして用心しながら、少しずつ取り戻して行けたらと願っている。
f:id:bistrotkenwood:20200613100332j:plain
[ブログ用ではなく撮ったスナップだが…。テーブル横に古いワゴン2台を据えて、着席のみなさんに、料理のさわりの部分を実演するスタイルを初めて試みてみた]

*********

[karugamo update]
久々の料理教室の開催のために、かなり神経を集中していた最中に、先述のコガモの事件/ドラマは起こったのだっだ。心をゆさぶられ、準備の手が止まりそうになった。
教室前日の朝も、買い出しの前に、気になって公園に寄ってしまった。すると、池から少し離れた大木が林立する場所にいた。万年落ち葉がつもる下にいる虫を、くちばしでさぐりながら食べていたようだ。私が到着する直前には、コガモ2羽が一匹のミミズを引っ張りあっていたらしい(見たかった~、残念💓)コガモのくちばしがだいぶ長くなり、捕食能力も高まってきたから、お母さんが連れていったのかもしれない。岩場にいる夏のライチョウと同様、落ち葉の中のカルガモは、見事なほどの保護色となってしまうので、写真は撮れなかった。
昨日もまた、みなさんが帰られ、片付けが終わった5時半頃から、池に出掛けてしまった。今にも雨が降りそうな暗い空の下で、会えました!池の縁に沿って、水苔をつつきながらゆっくりゆっくり移動していた。ウォーキングのつもりだったのに、気づけば、一緒にゆっくりと池を半周していた。「どの子がちびちゃんかな~?」と探しながらコガモたちを追った。少しだけ小さかったはずだが、元気になると見分けがつかなくなってきた。少し離れたところで、穏やかな眼差しでコガモを見守るお母さんを眺めて「あの激しく体当たりを繰り返した姿とは別人(鳥?)のようだ」と思った。
カルガモ親子に平穏な時間が戻ってきてよかった。私もまた、もとの生活へと戻る第一歩を踏み出せてよかった。カルガモ親子と歩いた夕暮れのひとときは、緊張感と疲れから心を解き放つ時間となった。
f:id:bistrotkenwood:20200613140042j:plain
[夕闇に浮かぶシルエットがお母さんに似てきた。ちゃんと5羽いるのだが、なかなか撮れない、💦]