60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

娘の来訪 ――自粛解除のおかげで

週末、娘が泊りに来てくれた。最後にこの家で会ったのはいつだったかを思い出せないほど久しぶりのことだ。

2月末に母が転倒し、私が母の全面的アシストをし、コロナ感染対策も強化し始めてから、我が家を訪れる身内はいなくなった。私と同じ区に住む息子家族も、隣の区の娘も、母と私への感染リスクを避けるためだ。

娘はゴールデンウィーク中も、6畳のせまいアパートに我慢して留まってくれた。友だちやボーイフレンドと会うことも、食べ歩くことも自粛した。

「(自由・独立性が高いサテライト型の)今のグループホームに移っておいて本当によかったと、今回つくづく思ったよ」「運動のために歩いて〇〇駅(2駅先)のお店までDVD借りに行って、たくさんDVDみれたし」「自分の部屋のレンジを使っていつもより色々と料理してみたよ」そして最後に、「そこまで大変、退屈とはおもわなかったよ」と明るい声で締めくくった。

休みの日は、遊ぶことで時間に追われていたのが、むしろゆったりと過ごせてよかったということらしい。過去も現在も、娘の変わらぬこのポジティブ思考は、時にはネガティブに作用するのも事実ではあるが、素晴らしいことだと思う。母と私が無事にここまでコロナ危機を乗り越えられたのは、子どもたちの自粛のおかげでもあると、改めて思った。

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「むすめいろ」(=キティーちゃん色)のあじさいを思わずパチリ

ところで、神様のささやかなご褒美といえようか、偶然、娘の地元小学校時代に一番親しかった友人のお母さんが立ち寄ってくれた。数年前に埼玉県に引っ越してしまった家族だ。双方にとってハッピー・サプライズ。ご主人と犬も近くの公園に来ているというので、犬好きの娘は、公園に会いに行くこともできた。

今日は、コロナ自粛の間に私がコンパクトにまとめあげた30年分のファミリーアルバムを、ようやく娘に見てもらうことができた。娘が家族から離れて暮らすようになって15年の歳月が過ぎたが、彼女のルーツはこの地元であることを、アルバムと、偶然の再会によって、再認識できたのではないかと思う。娘にも、私にも、よい週末となった。

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[最近のカルガモ親子]

5/29(金)この日の一番の印象は、水の中でのヒナたちは、時としてお母さんから20m近く離れたところまで散り散りに泳いでいくようになってきたこと。「かわいい子には旅をさせよう」…… 巣立ちへ向けて、動き始めたのかもしれない。

5/30(土)どこにも見当たらなかった。

5/31(日)池を一周しかしなかった間に、偶然にも私が立っているところまで池を横断して来てくれた! しかし、二日ぶりに会えたうれしさ以上に「アレッ? しっかりコガモになっている!」とビックリ。そのシルエットは、いつの間にかお母さんのミニチュア版になっていた。「ジャックと豆の木」ではないが、一夜にして目覚ましく成長していく自然界のスピードに目を見張る。

f:id:bistrotkenwood:20200531231816j:plain今日は、娘の滞在の合間を縫っての最低限のウォーキングだったが、カルガモ親子のほか、カワセミにもしっかり会えたラッキーな日となった。(^_^)v

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雨の中の今日のカワセミ。くちばしの下が赤いのはメスだそうだ。