60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

7年の歳月

10日以上のブランクとなってしまった。

まず、前回のブログのすぐ後から、カルガモたちにほとんど会えなくなってしまったのだ。豪雨のあと、心配して二つ先の駅まで川に沿って歩いて探しても、池の周りをめぐっても、可愛いヒナたちはみつからなかった。濁流に乗って川を下っていき、どこかで無事に成長していると信じたい。

先週は、母の入院・手術があった。幸い命にかかわる病ではなく、母の長年の持病の糖尿病に起因する疾患の治療。昨秋は右足、今回は左足。治療が遅れると切断という悲劇が待ち受けているが、幸い毎回未然に防ぐことができ、安堵している。

そして、6月23日は夫の命日だった。亡くなって7年も経ってしまった。7歳年下だった私は、現在、夫が亡くなった63歳。これからは、夫は(チコちゃんではないが)「永遠の63歳」で居続け、私は誕生日が来るたびにどんどん年上になり、お婆さん街道をまっしぐらに進むことになる。こんなはずじゃなかった。

命日前後は母の入院と重なったので、一昨日の日曜日に家族でお墓参りに行った。(法事も式年祭も行わない無宗教の家族だ。)

3歳のJ君は、お墓掃除に参加できる年齢になり、パパやママのまねをして歯ブラシで汚れを落とし、柄杓で上手に水をかけてくれた。そのあと、パパと一緒にお祖父ちゃんに手を合わせることができた。

「Jさん、ジィジに会ったことある?(孫は自分のことを”Jさん”と呼ぶ)」

「お祖父ちゃん、どこにいるの?」

「(墓石を指さして説明すると)ここを開けて、ジィジがいるの見れるの?」

などなど質問攻めにあう。孫が頭の上をヒタヒタと歩く足音と、にぎやかなおしゃべりをジィジはニコニコしながら聞いていたことだろう。ほんとうは、Jさんに会って一緒におしゃべりしてもらいたかったな~。早くも夫の片鱗?が見え隠れする理屈っぽいJ君、二人のやり取りを聞いてみたかった。

J君のパパである息子は、8月1日に海外留学に単身で旅立つ。そのため、この日はお墓参りの後、お嫁さんの家族と久しぶりに会ってみんなで食事をした。留守家族となるJ君とJ君ママをサポートするジジババ応援隊の決起集会だ、笑。

母の老いも、J君の成長も、息子とお嫁さんの関係も、そして私の日々も…、やはり7年という歳月が流れ、そしてその流れは大きく変化を遂げながら、更に大海原へと進んでいっていると、例年以上にしみじみと感じた今年の6月だった。

f:id:bistrotkenwood:20210629233527j:plain [今日、2階の窓辺で撮ったスナップ。

何の花だかわかるだろうか?

6月のタイ料理の試作の際に、次々と葉っぱをつけて大活躍してくれたパクチーの苗!

いつの間にか、食べるパクチーから、可憐な花咲くハーブ・コリアンダーへと変身していた✨]