60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

臨場感?

生後三か月の赤ん坊もいる息子家族4人がロンドンに到着した二日後にエリザベス女王が亡くなられた。4歳児もいるし、自分たちの生活を立ち上げるので精一杯だろうと思ってこちらからの連絡は控えていた。

今週になって、事務連絡がいくつかあったのでラインしたついでに国葬に触れた。ロンドン郊外の住宅街に住んでいるから、臨場感は薄いようだ。「テロの危険もあるし、中心部には近づいていないし、現地のテレビを契約していないし…」と嫁のHさん。初めての海外で、24hr赤ん坊とお兄ちゃんの世話に追われていたら、ネットの(日本の)ニュースをフォローするゆとりなどないだろう。

それでもHさんが上記の写真を送ってきてくれた。町の至る所にこうした写真が掲げられていて、人々が喪に服している様子がうかがえるそうだ。

前回のブログに掲載した切手に体現されるように、英国民の心と目に、エリザベス女王の存在が刻み付けられているだけに、その喪失感は想像に難くない。

ところで「テレビ受信契約をしていないし」とのコメントを読んで思い出したことがあり返信した:

>>>現地にすんでいると、かえってそんな感じかもね。

今回とは全然違うけど、80年代のバンコクで「王宮周辺でクーデター発生」という騒動になっても、私たちがすんでいたスクムビット通り辺りは普段通り。

あと(当時の)王様のお母様が亡くなられたとき、国葬に近い葬儀があったけれど、それも情報ゼロ。(タイ語だけのテレビだったから、やはりTVを持ってなかった!新聞もしかり。ネット時代のずーっと前だったし)<<<

現地に住んでいると、言葉の壁もあるし、治安の情報も少ないし(特に息子家族はまだ土地勘もないし)…、ロンドンといえども、こういうときはむしろ外出を控える…

ーー往々にしてこんなものなのだと思う。