60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

Arctic Circleからの絵葉書

買い物へ出る際にポストをみたら Arctic Circle(北極圏)の字と、(北緯の)緯度と、サンタクロースの図柄が描かれた特大サイズの切手が貼られた絵葉書が届いていた。前回のブログで書いたとおり、2月初めにフィンランドへ旅した息子家族からのものだった。

次に目に入ったのは、左上端の「まりばあば」と書かれた、たどたどしい字。初めて見る J 君の字だ。日本を出発した昨年9月には、(ひらがな二文字の名前が幸いし)自分の名前だけは書けたが、まだ50音が読めなかった J 君。それが異国のハンディがある環境でも、もう読めて書けるようになっているのだ!

息子が文面を書き、8ヶ月になった次男のSくんも含め、家族四人の名前で締めくくられていた。なんだかジーンと胸が熱くなった。とはいえ、北風が吹く中、寒くなる前にと駅まで歩いて買い物に出かけた。この一枚のハガキが胸の中をポカポカと温めてくれていた。

そして思った。インターネットで世界が瞬時につながり、動画も電話もなんでも使える世の中になっても尚、たとえ時間がかかっても、紙媒体の手紙や写真っていいものだな~、と。

葉書に書かれた日付とほぼ同時にラインが届いて、トナカイの曳くそりに乗る J 君の姿も声も聞いて感動したのも事実だ。しかし、10日も時差のあるこの絵葉書のもつ温かみは格別だ。J 君が初めてバアバ宛てに書いてくれたからだけではない。旅先からの便りはもちろん、離れた家族や友人から届くアナログの手紙の価値は、なにものにも勝ると気づかされた。唯一無二。

パパ、ママ、Jくん、Sくん、ありがとう! バアバはと~ってもうれしかったわ♡