60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

2冊の自分史アルバム

料理教室開催の合間を縫って、ここ一ヶ月ほど二冊のアルバム作りに没頭していた。どちらも、1月に開催された写真整理協会公認の2つ講座を受けた副産物だ。

一つは「私の人生アルバム」。スクラップブッキングのプロのお二人ユニット《ノリーミッシュ》さんが考案したアルバムキットを使うもの。台紙に紙焼き写真を貼り付け、キット付属のステキなパーツで装飾しつつ、同じく付属のコメント用ラベルに手書きのコメントや文章を書いては貼り付けていくという、純アナログのアルバム。

もう一つは、巷でよく見るFUJIFILMのイヤーアルバム。同社のアプリでのアルバム作成を中心とした写真整理術を指南する講座で「まずは一冊作ってみましょう」と背中を押された。(いや、受講者特典の期限付き50%offクーポンの威力?笑)

前者の「私の人生アルバム」の見開きページに、何かひとこと書く欄があるのだが、そこから転用させていただく。

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昨2022年11月に私は65歳になり、高齢者の仲間入りをした。○○○○(旧姓)として生きたのは22年間。一郎さんとは34年。再び一人になって早8年以上。

ここ15年ほど、ブログと並んでデジタルアルバム作りが新たな趣味に加わり、様々な切り口で家族のアルバムを整理・作成してきた。しかし、気づけば私自身の人生を通じてまとめたものはなかった。

今回出会った「私の人生アルバム」は、紙焼き写真と手書きのラベル、道具はハサミとノリという純アナログ形式で、それ故、惹かれるものがあった。人生の節目の年を迎えた今、この手作業のアルバム作りを通じて、自分の歩んできた道をふりかえり、これからの道を見つけるきっかけにしたいと思う。

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さて、「私の人生」のために写真をピックアップし始めたら、なんと200枚以上になってしまった!実際に採用できるのはせいぜい60枚だというのに。絞り込むのに苦労した。ただ、落選した写真たちを含めて(ほぼ)全部をFUJIのイヤーアルバムに納めると決めたら、気分は楽になった。

水曜日に「私の人生アルバム」が完成したのに続いて、昨日、注文していたイヤーアルバムが届いた。互いが補完しあう感じで、二冊を交互に手にとって眺めては大満足。

「私の人生アルバム」は、手作りの温かみと、なんといっても自分の字と言葉で書かれたコメントが何者にも代えがたい魅力だ。他方、FUJIのは、主人公(私の顔)を設定すると、最先端のAIががよい写真をソートして、いい案配に自動レイアウトしてくれる優れもの。

写真整理アドバイザーの立場からみて、自分の人生をまとめるツールとして、この二種類をセットで作るのはなかなかよい気がする。それも私のように還暦過ぎて人生が一巡した人には、自分史の一つの形としてお勧めだ。