初めてシンガポールに旅行した。
36年前、娘が一才の時に、タイに赴任した際、近いのに行けなかった国。今のように、気楽にネットで格安航空券を買える時代ではなかった。
今回行くことにしたのには、三つの理由がある。
まず、身内が現在、シンガポールに住んでいること。
二つ目は、今ならば、まだ、母がショートステイできるから。介護度が重くなったら海外旅行など論外になってしまうだろう。
そして三点目は、一昨年、娘がシンガポール旅行をしたから。
娘がお世話になっているグループホームの母体の東京都知的障がい者育成会が、ほぼ毎年、障がい者とその家族のために海外旅行を企画しているので、初めて参加したのだ。
三つ子の魂…の言葉通り、娘は東南アジア、南国に特に惹かれ、是非行ってみたいと希望した。
当時の私はフルタイムで仕事をしていたので、とてもありがたかった。
知的障がい者に慣れた添乗員が引率してくれるので安心だった。
娘の期待通り、五感に響くとても良い旅になったとのこと。
パンフレットや写真を見せてくれながら、楽しかった様子を話してくれた。
そして今回、娘がみた景色を、自分の目で見てくることができた。
私は私の五感に響くよい滞在となった。
滞在中、ずっと私を案内してくれた兄嫁と兄のお陰だと思う。住んでいる人ならではの案内は、味わい深く、隠れ家的楽しみ満載だった。ほんとうに感謝している。
これで私も、娘とシンガポールの思い出話をシェアできるようになった!(^_^)v