60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

娘の住空間についての悩み

ここ1ヶ月程の間に、娘の支援員と支援ワーカーから何度か電話があった。これまでにない頻度だ。
娘がトラブルを起こしたというわけではない。
娘の生活環境についての報告、相談、提案のためだ。しかし、看過できない問題が潜んでいる。

娘は、グループホーム生活歴が10年以上になる。
建物の老朽化やその他の理由で何度か引っ越し、現在のところは4ヶ所目だ。
「一人暮らしがしたい」という娘の長年の希望と、グループホームで生活し続けてほしいという親の願いとの折衷案ともいえる「理想的な」サテライト型グループホームで生活を始めて3年半になる。

始めのうちは一人暮らしが嬉しくて、掃除も食事の準備も頑張っていた。六畳一間の狭い部屋に、私や息子夫婦や友だちを次々呼んで「お料理」をしてもてなしてくれた。
しかし、ここ2年以上招かれていないから、部屋を訪れることができないでいる。

そして、今回の電話。
片付けと掃除を何とかしなければならないとのこと。このまま放っておくと、ゴミ屋敷になってしまう可能性だってありそうだ。娘が私を呼びたくないわけだ。

今春から支援員たちが初めて女性になった。今までは男性だったので、踏み込んだ部屋のチェックができなかったのだろう。「本人なりに頑張ってちゃんとやっていますよ」と言われ、信じてしまっていた。女性の目が入り、たくさんの問題点が発覚してきた。

ボーイフレンドとの関係も、続いているものの「絶頂期」に比べると少し陰りがあるように映る(本人は否定するが)。家事をがんばるモチベーションの低下につながっているのかもしれない。

誰でも、同じ日常を送るうちに、怠け癖がでてくるものだ。サボりたくなる衝動を、理性と意思の力で抑えられるか? ーー娘に実行させるのは容易ではない。

娘は、障害者であっても成人した一個人である。親は、もはや「保護者」ではないから過干渉できない。
それだけに、グレーゾーンの大人の障害者のサポートは難しいと改めて思う。
本人の意思を尊重しつつ、衣食住それぞれの質を、よい状態に保つのは、ほんとうに難しい。

支援員という第三者が間に入り、問題の解決策を一緒に考えてくれることは、親として、ほんとうにありがたいと思っている。
同時に、支援員を始め、娘と直接向き合ってくださっている方々には申し訳なく思うばかりだ。

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[20年以上、キティちゃんが大好きな娘💕
ピューロランドに行った時の写真を送ってくれた。
キティちゃんは、45歳の誕生日を迎えたらしい。
娘より8才年上のお姉さん。(^_^)v
それぞれに長い年月を歩んできたものだ♪ ]