60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

整理ing(セイリング)

日曜日に娘と久しぶりに外食のランチをした。前日に、娘の支援員から電話があり、相談を二点受けた。そのことを娘と話し合うのも目的だった。娘の特別給付金が入金されたがどのように扱うか?ということと、今年に入ってから依頼している掃除のプロの人の7月の依頼内容についてだ。今日は、後者について書きたいと思う。

障害者でサテライト型グループホームに暮らす娘は、自室の中にユニットバス、台所、トイレがあるので、管理と掃除が難しくなる。過去にも書いたように、部屋の中も、年月の経過とともに、物があふれ、汚れもたまってしまった。見るに見かねた娘の支援員の提案で、家事のプロに掃除を外注することになった。民間業者なので高額だが、基本的には娘の蓄えの中から払うことにした。わずか6畳ほどの部屋なのに、掃除は複数回に及んだ。それだけひどい状態だったということだ。

「娘の住空間についての悩み」(2019/12/09)https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2019/12/09/204720

「娘の部屋」(2020/2/29)

https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2020/02/29/000154

掃除が一段落したところで、こんどは「整理ing」というコースをお願いしたらどうかと支援員が提案してきた。どのようにするとすっきりし、片付けがしやすくなるかを、その道のプロが娘と作業しながら片付けを指導してくれるサービスだ。親としては、それほど乗り気ではなかったがお願いすることにした。

今回娘に会って、進展状況がわかった。押し入れ内、台所回りなど、かなり整理できたという。近くのホームセンターに一緒に出向いてくれて、おすすめの便利グッズや収納グッズなどを娘と買ってセットアップ、整理を一緒にやってくれているという。過去に作業した同じような狭い台所のbefore/afterの写真を何パターンか示しながら、娘の自主性を重んじつつ使いやすい空間に改造してくれているみたいだ。

国際的に有名な整理術の達人「こんまり」のローカル版だ。娘の部屋ではないbefore/after写真を見せてもらって「なるほど!こんなに狭い空間を、ここまで機能的にするとはすごい!」と感心した。さすが、餅は餅屋だ。60代の年寄りの知らない世界だ。

今回もまた、娘はすばらしい出会いと導きのおかげで、障害者として自立して生きていくために必要なスキルを、実際に体を動かしながら学んでいる。持続するかどうかは別として、使いやすく整理された部屋というものを体感できていることがありがたい。

感謝のひとことだ。