60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

家族

[前回のブログの続き] 昨日の報道で、供述調書に記された遺族たちの悲痛な声が、初めて明らかにされた。
やはり。。。当然。。。そうよね。。。。。
ーー胸を痛めつつ、大きくうなずいている自分がいた。
19人それぞれの思い出がつまった人生があり、それを共に生きてきた家族がいるのである。
障害者の身内は、世間にはなかなか理解してもらえない苦労や悩みがあるのは事実だと思う。
グレーゾーンの娘であっても、親の私は様々な苦労に直面した。それでも、かけがえのない家族であることに変わりはない。娘なりに成長があり、周りが助けられることもあり、なによりも、娘のピュアな心によって癒されることがどれほどあることか。
きっと遺族の方々も、同じ思いでいらしたことだろう。それだけに募る悲しさと無念さ。

今朝の新聞には「甲Mさん」以下、複数名の家族の言葉が記されていた。
家族の温かくも悲しみに満ちた言葉と、その対極のような無機質な「記号」。ただMからSまで並んでいる異様さ。
これほど残念なことはない。

やはり、知的障害者とその家族が、真の意味で差別にさらされずに生きてゆける場所と、それを受容する成熟した社会を、私たちは作りあげる努力をしていかなくてはならないと思う。