6月恒例のタイ料理教室が終わった。今年は、現地では定番中の定番のソムタムとトード·マン·プラー、青パパイヤのサラダとタイ風さつま揚げをメニューに組み込んだ。ただ後者は、青パパイヤの代わりに人参で手軽に作れるバージョン。
皆さんの驚きの声で気づいてみたら、インゲンが蔭の立役者になっていた。さつま揚げにはインゲンのぶつ切りが入り、ソムタムには叩きごぼうの要領で潰した生のインゲンが入り、そのグリーンな香りとフレッシュな食感が旨味を醸し出す。(写真は混ぜる前の状態)
バンコク生活を経験した者には当たり前のように馴染んでいたが、考えてみれば我々の食文化ではインゲンを生で食べないし、野菜入りのさつま揚げにインゲンが入るのはごく稀だ。タイの調味料やハーブによってエキゾチックな味に仕上がるのだが、どちらの料理でもインゲンの食感と風味が私たち日本人にはとても新鮮で、おいしさの引き立て役になっていたのだ。
タイ料理はやっぱりおもしろい。