ようやく今月の料理教室が終わった。6月に引き続きタイ料理。主宰する者として反省点の多い内容となってしまったが、それでもみなさんには、未知の味との遭遇を楽しんでいただけたようだ。
試作段階でブログにもアップしたワタリガニをつかった「プー・オップ・ウンセン」、カニと春雨の土鍋蒸し。
「ワタリガニでタイ料理」https://bistrotkenwood.hatenablog.com/entry/2020/06/29/112643
教室当日の朝、生きたカニを3匹も絞めて手早くさばけるだろうかと不安だったが、前日の購入時には足を元気にバタつかせていたカニは、朝までに良くも悪くも成仏していた。
十分に新鮮な味を楽しめ、結果オーライ。セロリ、ニンニク、パクチ、生姜等の香りと、メスの蟹の旨みと豚のコクをたっぷり吸った春雨とが相まって、中華とも違うエスニックな味に仕上がり好評だった。ただ、IH対応の土鍋で、レシピの1.5倍量(蟹3匹)をIH調理した日に、なべ底が焦げ、コゲの香りが回ってしまったのが悔やまれる。来冬、クラシックな土鍋を買おうかな~と思案している。
不本意の土鍋料理に対して、毎回成功したのは「カオニオ・マムアン」、マンゴーライス。タイを訪れたことがある人の間では、ひそかなブームのスイーツだ。20年近く前にお教えした時は、もち米を蒸し上げたが、家電の進化と時短の流れに乗じて、今回は電子レンジ調理に挑戦した。試作段階で何度も失敗しながら、水加減、浸水時間を割り出すことができた。マンゴーライスが初体験の方が多く、出された姿に「エ~ッ!これなの~???」と驚かれたが、一口食べると「おいしい!」。インスタ映えしない、舌の上が勝負のスイーツだ。(気がついたら、写真を撮り損なってしまっていた、🙇💦💦)
⤵⤵⤵ 下の写真は、試作段階で、マンゴーアレルギーの母のために盛り込んだお昼ごはんのデザート。甘いココナツソースをココナツ風味のもち米にかけて食べるのだが、バナナもまた相性がとてもいい。写真のスイカはオマケのさっぱりフルーツ。