60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

イギリス風料理に思う

[12月の案内文より]    今年はちょっぴり英国風のEarly Christmas Lunch。和牛のおいしさは格別ですが、赤身でヘルシーな豪州産牛ヒレ肉を生かしてクリスマスカラーのサラダ仕立てにします。少し早めにかけておくドレッシングが肉の旨味と柔らかさを引き出してくれます。

メインは、塊のサーモンのオーブン焼き料理。簡単レシピですが、ディル入りのサワークリームをはじめとするさまざまな味と食感のハーモニーがなんとも楽しいハレの日の料理です(もちろん地味にもアレンジできます、笑。また切り身を使って少人数にも対応できます。)

デザートは、English Trifle。トライフルの語源は「つまらないもの」。その言葉どおり(?)、市販の材料を上手に生かして火を使わずに簡単に作れ、しかし入れるフルーツで豪華にもtrifleにもカスタマイズできる我が家流2022年バージョンをご紹介いたします。

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今回の料理は、準備さえ調えてさえおけば、驚くほど簡単にできるものばかり。それと、オーブン以外の熱源をほとんど使わない。だから台所も汚れない。

家族や友人たちを呼んで、自宅で気軽にパーティーをする欧米人たちの知恵とテクニックと便利食材のお陰だ。

同時に、(イギリスを中心とする)アングロ・サクソン系の料理であることを強く感じた。イタリアやフランスなどのラテン語文化圏の人たちの料理と嗜好が違うのだ。

ローストビーフやサーモンが好きな人々。同じ牛ヒレでもサーモンでも「フランス人はこういう調理法や味の組み合わせはしないわよね~」「どちらかというと北欧に近いかな」などと思った。また、トライフルは、イギリス在住歴が二回ある実母の十八番だった。「おいしいけど、こんな感じだったっけ?…」私の最後の海外がフランスだったから、自身の感度と尺度が昔と変わったのかもしれない。

優劣ではない、別次元のはなしだ。

百年戦争の昔から敵対し合うフランスとイギリス。文化圏によって、食は、かくも違うものかーーとおもしろいなと思った12月の料理となった。

[ザクロにクランベリー!私もみんなも

「ヘェ~?! …けど、美味しいわ」

そして、簡単さにブラボー!]