4月の料理教室が今日で終わった。
今月のハイライトはラム肉のロースト。それも一般的な骨付きのラムラックではなく、1キロほどの骨なしもも肉のかたまり。今回食べたほとんどのメンバーがこの部位のローストは初めてと言い、しかし声を揃えて「おいしい!」と驚きつつ喜んでくださった。ラムが苦手だからと豚バージョンをリクエストした2名も、試しに一口食べてみて「臭くない。これなら食べられたかも」と言ってくださった。
私の限られた経験の話だが、骨なしのラムのもも肉のローストは、ヨーロッパでは、特別の日の料理というよりも週末ごはんという感じだと思う。あちらでは、鶏の丸焼きも特別の日のためではないのと同じ感じだ。今日お教えしたように、一晩マリネしておけば、あとはオーブンに放り込んで焼くだけ。そして、ラムとのゴールデンコンビといえるインゲン(豆)のプロヴァンス風を前日に作っておいて、温めて添えればバランスのいいメインディッシュ。あとは、おいしい塩とマスタードを食卓に出して、各自に味を加減してもらえばいい。
あまりにも庶民的すぎて、そしてラムのにおいは苦手という日本人が多いから、日本の洋食店のメニューにはラムのもものローストなど載らない。こんなに柔らかくて、体によい肉で、それに値段もお手頃なのに、食べないなんてもったいないな〜
[この姿にみんな怖じ気づいてしまうんだろうな~]