60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

2021-01-01から1年間の記事一覧

鯉のぼりウィークも終了

長かったGWを皆さまはどのように過ごされただろうか? 我が家では、半径1km圏内の外出に留まったにもかかわらず、忙しく過ごした一週間となった。そのためブログは長い「連休」となってしまった。 GWが明けた昨日の夕方、二日ぶりに池に向かって坂を下ってい…

藤、一輪

夕方になってしまったが、公園に行ってみると、無事に鯉たちが泳いでいて、ほっと胸を撫でおろした。 風をはらみ、ふっくらとしなやかに水面の上を泳ぐ姿を間近で眺めると、胸の中でモヤモヤしていたものが、スーッと抜け去っていってくれるような気がする。…

ハッピーサプライズ

明日から三度目の緊急事態宣言が発出されることになってしまった。GWの人々の移動を抑制するためとはいえ、仕事で大きなダメージを受ける人や企業、連休の楽しみを奪われた家族がどんなにか多いことだろうか。 私自身も昨日、5月の教室中止の連絡を発信した…

葡萄のつぼみ

昨年の夏前にぶどうの苗を買ってきて玄関脇の大きめの鉢に植えた。高さ50cmあまり、未熟な房を3つほど付けていた。しかし、葡萄の実にはそれほど関心はなく、むしろ葉に惹かれていた。前々から料理教室で、ぶどうの葉をあしらいに使ってみたいと思っていたの…

日米の架け橋の食卓

コロナ対策を昨年以上に強化した中で、4ヶ月ぶりの料理教室が今日終わった。 今月のメニューとテーマは、カジュアル・アメリカンだったので、食卓もアメリカ合衆国へのオマージュ。 首都ワシントンを象徴する4つの絵柄のディナー皿を使った。両親が70年代に…

9年前の昨日のパリ

昨日、友人が、夕暮れ時の4月のパリの空の素敵な写真をシェアしてくれた。 2012-2013年頃の同時期に、その友人と私はパリに滞在していた。 添付されて届いたのは8年前の4月13日の写真。その時、友人も私もパリに住んでいたのだと、夢をのぞき込むような気持…

早くもフレンチラベンダーが咲きました☺️

先週は寒さがぶり返した一週間だったが、桜の開花が記録的に早かったように、季節は確実に進んでいっている。 玄関先のフレンチラベンダーは、昨年よりも3週間近く早く紫のハーモニーを披露してくれている。 近所のモッコウバラも桜たちに追随。 去年とほと…

アメリカのピューター(pewter)

ピューターと呼ばれる錫を主原料とする合金がある。ヨーロッパでは古くから「貧者の銀」、庶民の金属器として食器から燭台まで作られ使われてきた。今月から有志の参加で、細々とながら料理教室を再開する。アメリカン・カジュアルがテーマのメニューなので…

努力

水泳の池江璃花子選手が見事な結果を出した。 インタビューで号泣する彼女の姿を見て、ともに涙を流した人は多いと思う。「どんなにつらくてもしんどくても、努力は報われるんだと思いました」同じような言葉を発した有名人は過去にもいたと思う。しかし、今…

『そらまめくんのベッド』

皆さんは、空豆に火を通す時、焼く派、茹でる派どちらですか? 息子家族が来た日曜日の夕食に出すため、空豆を買っておいた。お嫁さんとの会話で、彼女の実家は「焼く派」だとわかった。我が家は「茹でる派」。 お風呂から先に上がってきたJくんとパパにむい…

小さなお花見🌸

今朝、2階に上ってくると、二つの桜が私を迎えてくれた。まずは階段正面の三輪の桜。 孫のJくんがプレゼントしてくれたものだ。 昨日、息子家族が遊びに来てくれた。 玄関扉を開けると、三歳のJくんがニコニコしながら「バァバ、はい!」と桜の花三輪を差し…

桜の一生

桜が満開の季節を迎えた。同じ場所に長く住んでいると桜の木にも「一生」があると気づかされる。 30才の息子が生まれた頃、近くのお寺の境内には桜の大木が三本あり、「桜爛漫」を体現したかのように見事に咲き誇っていたものだ。娘が、息子が幼かった頃に近…

2012 Paris 写真家Doineau展

[かなり長くなるが、パリに住んでいた時につけていたブログをコピペ掲載する。]**********2012/4/12 以前から気になっていた展覧会に行ってきました。Hotel de Ville(パリ市庁舎)で3月半ばから開催されている写真展「ドワノ―、パリ・レ・アール」。レ・アー…

2021Tokyo 写真家ドアノー展

昨日、振替休日をもらえた娘と、20世紀半ばのパリにタイムスリップしてきた。今月末までBunkamuraで開催されている「写真家ドアノー/音楽/パリ」という展覧会を観に行ったのだ。 ロベール・ドアノー(Robert Doineau)は、報道誌やファッション誌などで働い…

作り置き料理

何歳になっても新たな学びはあるものだ。 昨日は、最近流行りの作り置き料理を扱った一日講習会に参加した。 非常に面白く、学ぶところが多かった。私の料理教室とは全く異なるベクトル上の料理のスキル。もちろん根底を流れる基本理念は、今日の講義部分で…

あれから10年

前回のブログから一週間経ってしまった。実は、前回の3月8日は夫の誕生日だった。この世にいたら、古希を迎える節目の日だった。10年前の還暦の誕生日は、当時住んでいたスイスで、夫が大好きだったスキーを、晴天のマッターホルンを望みながら一緒に滑って…

💕 以心伝心 💕

昨日、池に向かって坂道を下っていくと、木々の間から、白と黄色のボートが水面を横切っていくのが見えた。3月を迎え、早くもボートの季節が到来していた。 ローカルな公園なので、観光地などによくある白鳥の形はしていないが、カップル、親子連れ、若者た…

人事を尽くして天命を待つ

30歳の息子の「受験」が終わった。海外留学を目指してから一年半ちかく。様々なハードルを越え、目標に向けて一歩一歩進んできた。先週受けた二校の面接試験がラストとなった。 「試験会場」は、我が家。開始時刻は、それぞれ21:00と朝の8:00。3歳の子がいる…

パリ発、コンポステラへの道

あともう一日だけこのテーマにお付き合いいただきたい。 パリが、聖地巡礼の出発点の一つであり、巡礼ゆかりの場所が市内の、それもパリのど真ん中にあることを知っている日本人観光客はどれだけいるだろうか? ルーブル美術館とパリ市庁舎の間にあるサンジ…

聖ヤコブの巡礼地

コンポステラへの巡礼の道について書いたが、それぞれの宗教に、それぞれの巡礼の道があると改めて感じている。 日本でも古くからお伊勢参り、熊野詣などがある。 ヨーロッパ・キリスト世界の場合、多くの信者は、遥かエルサレムではなくコンポステラを目指…

巡礼地と豆のル・ピュイ

仏・ルピュイ町の伝統的な手工芸品であるボビンレースについて二日に亘って書いたが、ルピュイの地名でフランス人が連想するものがあと二つある。緑のレンズ豆と大聖堂だ。 花より団子のようだが、食の方から簡単に説明すると、フランス人にとって、レンズ豆…

サンシュユの花

近くの公園でサンシュユの花が満開を迎えていた。ロウバイと入れ替わるように、慎ましやかな黄色い花を咲かせていた。やはり満開の梅や河津桜に人々はカメラを向けるが、足を止めてこの小さい花を愛でる人は少ない。 生け花の花材として用いられたとき、この…

蘭の花とレース

今朝、蘭の花が一輪咲いた。一昨年の暮れにいただいた蘭が、枯れずに一年を乗り切り、二株からなんと6本もの花芽のついた枝を伸ばしてくれたのだ。 あまり手入れしていなかったので、花は小ぶりだし、つぼみも少ない。しかし、けなげに花を咲かせてくれた。 …

思い出のかたち、レースのクロス

ヨーロッパの伝統工芸品の一つであるレースについて、ほとんど知識がない。ただ、二度ヨーロッパに住んだおかげで、各地のレースに触れる機会を得ていたと今になって思う。 母の物を片付けていたら、テーブルクロスやドイリーがたくさん出てきた。その中に、…

早春の野鳥観察会

週末に、地元の野鳥観察会に初めて参加した。区の広報誌を通じて申し込んでいたのだ。この地域を拠点に活躍する日本野鳥の会の重鎮お二人が参加者を二組に分けて引率してくださった。 ウォーキングでいつも訪れている池なのに、専門家の視点と解説つきで見る…

エナガ軍団

満開のロウバイニに、変わりゆく季節を感じた日に、もう一つ楽しい出会いがあった。水辺の梢に、エナガの群れが遊びにきていたのだ。昨夏の夕方、池から流れ出す都市型河川沿いの電線で、エナガの軍団に出くわしたことが一度あった。しかし、こんなに間近の…

立春すぎて

立春を過ぎ、日ごとに春らしくなってきた。 節分の日の火曜日の朝は、雨音で目が覚めたが、日中は嘘のように晴れあがった。公園に行くと、カモたちが今まで見たことないほど元気に動き回っていた。 凍てつく日は、くちばしを羽の中に埋めてじっと丸まってい…

幸せなおくりもの

昨日、郵便ポストに可愛い小包が届いた。ふみの日の切手が何種類も貼られていた。先だってスダチのジャムを送ってくれたMさんといつも行動を共にする3人組の一人のKさんからだ。 Mさんの包みは干支の切手シリーズだった。 どちらもこのようにマッスで貼り合…

星五位と五位鷺

冬になって、近くの池でよく見るようになった鳥に、カモたちとならんでゴイサギがいる。 10日ほど前に、ゴイサギの幼鳥、ホシゴイが水辺の草むらにいた。 普段、繁った木の近くにいることが多いので意外だった。同時に「冬になってもまだ“幼鳥”のままなの?…

知的好奇心の果てに…

今年90歳になる母は、いまだに好奇心旺盛だ。毎日、新聞を細かくチェックし、読み込む。それも、政治・国際面、そして芸術・文芸・料理関連記事が中心だ。関心がある記事を赤いペンで囲み、重要な部分に赤線を引く。そして切り抜く。 読書も好きなので、書評…