60からのしあわせさがし ~bistrotkenwoodの日記

徒然日記、料理教室、学習障害、お一人様、外国との縁

2019-01-01から1年間の記事一覧

ばぁばの初出動

二日間続けて、今まで一度もやってこなかった子守りをした。一昨日の深夜零時すぎにとつぜん息子から連絡が入った。 保育園でノロウィルスに感染した園児が出たので翌朝(当日)の登園を控えたいが、子どもを一日見てもらえないか、と。 近くに住むお嫁さんの…

ベルリンの壁崩壊から30年

昨日、日本では、即位祝賀パレードで日本中が沸きました。 その一方、国際社会のなかでは、昨日2019年11月9日は、ベルリンの壁崩壊から30年を迎える記念すべき日でした。 10年前の2009年、夫とともにスイスの首都ベルン市に住んでいました。小国ですが、ヨー…

即位御列の儀

澄みきった初冬の青空のもと、即位祝賀パレードが国事行為として執り行われた。料理教室だったので、3時少し前に、皆さんとテレビの前に移動して揃って居を正して拝見し、祝福に参加した。沿道で、テレビ中継で、祝賀パレードを見た日本国民が心に抱いた感情…

3歩進んで、2.8歩下がる…

優雅に料理教室を開催しているように映りそうだが、現実は全然優雅でない。むしろ厳しい。日々、実母の介助をしているのだが、昨日は、危うく母と入浴介助の訪問看護師が、ランチ会の参加者と、狭い廊下で鉢合わせしそうになり、焦った。いくつかの時間の変…

butter cutterと ???皿

今月は、普段あまり使わない銀器を出したせいか、自然とバター皿も、いつも使わない、実家の母からもらった「エレガント」系のものが戸棚の奥の方から登場。 縁に「butter cutter」と刻印してある道具も、キッチン道具大好きだった実母からもらった。 一発で…

5個のミニココット

今月の一回目の料理教室が無事に終わった。 11:30開始で、講習なしのランチ会。 私が海外で実際にお料理をつくってお客様をお招きしていた頃の雰囲気で、皆さまに楽しんでいただくひととき。 両方の母の銀器が登場するからいつもよりちょっとエレガントに。…

銀磨き

明日から始まる料理教室のために銀磨きを久しぶりにした。 アメリカで買って以来愛用している銀磨き剤と馬毛の銀磨きブラシの出番だ。今月は、年に一回の企画の(講習なしの)「ランチ会」。 事前に試作を繰り返してレシピを作り上げ、1ヶ月間、同じものをお…

早くも冬到来

長い週末が明けて、今日から11月が本格的にスタートした人が多いと思う。11/1に家の中のカレンダーをめくった。台所の壁にかかっている特大サイズのものが、私にとっては「ザ・主役」カレンダー。スイスのユングフラウ鉄道が毎年出しているユングフラウとグ…

素朴尽くしの文化の日

息子家族が久しぶりにやって来た。 いつも通り、朝10時過ぎに到着して、帰りは夜8時過ぎまで。 ただ、今回は 隣の母も娘も昼夜の食事に参加して、二週間遅れで孫の2歳のお誕生日を祝った。 [パパが遊んだレッサーパンダとママが持参のバルーン]言葉も増え、…

歴史に刻まれるOctober2019

2019年10月、私たち日本人の心は、まるでジェットコースターのように揺さぶられた。相次ぐ台風と大雨による前代未聞の大災害、ラグビー日本代表の初の決勝トーナメント進出、天皇陛下の即位の礼正殿の儀、そして10月最終日には、沖縄の首里城の焼失という衝…

親亡きあと…

ほぼ一年ぶりに、娘の高校時代のママ友たちと会った。一人、群馬から上京してくるというので、急遽会うことに。 娘は、群馬県の山奥にある全寮制の白根開善学校に三年間在籍した。 標高1200m、陸の孤島のような場所にある学校だった。生徒たちも、親たちも、…

「栗拾い休み」

今朝の読売新聞の読者の投書欄で見つけた記事、「“栗拾い休み”の思い出」に、思わず嬉しくなってほほえんでしまった。 70歳の女性読者が、子ども時代に岩手県に住んでいた頃、栗拾いのために学校が休みになったそうだ。記事を読んで思い出した。 スイスに「…

娘とチョコレート三昧

先週、娘に誘われて、都内のホテルで開催されているチョコレートブッフェに行って来た。 このようなデザートブッフェに行くのは初めてのこと。 スタートの30分前に到着したときには、すでにホールに列ができていた。 席に案内され、いよいよブッフェ、スター…

四本のスプーン

昨日のウェールズ戦を見ていて、選手たちのユニフォームのロゴマークが何の模様なのか気になった。 日本は桜、アイルランドはクローバー、スコットランドはアザミ、南アフリカは鹿、イングランドは薔薇。ウェールズは?するとテレビ画面に、ウェールズを応援…

ラグビーと右ハンドル

昨日からいよいよラグビーワールドカップの準決勝の試合が始まった。 にわかファンなのに、先日来の興奮の余韻で思わずみてしまった。 オールブラックスではなく、薔薇の軍団に勝利の女神は微笑んだ。 優勝したチームでも負けるときはある、厳しい現実だ。 …

『シスターひろ子の看とりのレッスン』

長崎にあるホスピスで活動されるシスター(石岡)ヒロ子氏の講演会に、友人に誘われて参加した。余命わずかでホスピスに入院してきた患者さんとその家族に寄り添い、思いを受け止め、看取りを重ねてこられたシスターの言葉は深く、慈愛に溢れ、心を打つものだ…

台所の秘密基地

築30年になる我が家のシステムキッチンで初めて不具合が生じた。コーナーの収納部分がうまく回らなくなってしまった。 昨日、整備担当者が下見に来てくれた。下見だけと思っていたら、中身を全部出して欲しいという。 大慌てで取り出す。 出てくるわ出てくる…

ヤタガラスとスイス

ヤタガラスといえば、思い出すことがある。 2010年5月末にスイスにヤタガラスが飛んできた…、 いや、岡田監督率いるサッカー日本代表がやってきた。 南アフリカで開幕する2010年サッカーワールドカップの直前合宿をスイスの山奥のサース・フェーという保養…

ヤタガラスと金のトビ

五年前に京都御所を見学した時に、何気なく撮っていた写真を、昨日以来丁寧に見ていて、気づくこと、学ぶことが多い。昨日のブログに掲載した「萬歳」の旛と共に、日と月の柄、八咫烏(ヤタガラス)と金の鵄(トビ「霊鵄」とも呼ばれるらしい)の柄が対になってい…

奇跡の30分

2015年の春、一般公開期間に京都御所を訪れた。 荘厳な御所の空間に圧倒された。その数年前まで住んでいたフランスで、国王たちが次々と作った城と造形的な庭園を数多く見てきていた。 フランスの城と京都御所。国の君主が住む「城/宮殿」として対局とも言…

One Team

桜の戦士たちの戦いが終わった。 すばらしいものを見せてもらった。ラグビー初心者にとって、今回の試合観戦で非常に印象的で感銘深かったのは、日本代表の国際色の豊かさだった。 夫が生きていたら、きっとこの多国籍チームに人一倍感動して、エールを送っ…

Apple & Pear

昨日、大活躍してくれたのは、リンゴと洋梨。 前菜に洋梨が登場して、みなさんびっくり。 半信半疑で口に運んでみて「おいしい!」和食は、調味料にみりんや砂糖を使って甘味のあるお料理を作る。 しかし、洋食では砂糖をあまり使わなく、甘い料理は少ない。…

Before & After

台風19号が大惨事をもたらす前日の金曜日に料理教室の一回目を開催した。みなさんには、早めの解散にしましょうとお伝えしながら。 二日後の13日は中止。 昨日の土曜日、今月最後の教室が終わった。 昨日は、いつもとどこか違った。 気持ちも記憶も、台風の…

この本を義母に送ろう

川崎市にあるサービス付き高齢者住宅に住む93歳の義母に、昨晩、今週二度目の電話をした。 その後の様子と、生活に支障は出ていないかを尋ねるためと、「娘について書いた本を送るから」と予告するためだった。(※欄外の「My Bookstore」参照。)この本を義…

スイスのダリア

東京に住んでいると、ダリアはお店で買う花と思ってしまう。大輪のものなど、豪華で、独特の存在感がある。 スイス時代のブログなどを見返していて気づいた。ダリアは、庭先でよく見かけるごく普通の花、彩りを添えていたにも関わらず、人の注目を集めない花…

ハリケーン・キャンドル

直訳すると「台風・ロウソク(立て)」。 地震への備えのひとつとして、以前からこのロウソク立てを直ぐに使えるように用意している。小さな明かりでも、囲んで食事ができるかな、と。(余震があるからダメだろうか?) 今回の台風に備え、食卓の上にチャッカマ…

窓辺のダリア

今朝、窓辺のダリアの花が満開になっていることにとつぜん気づいた。 先週、まだ平穏だったときに、一輪だけ咲いている鉢を買い、窓辺に置いた。暴風雨の夜は室内に取り込んだが、何輪咲いていたか、全く思い出せない。 東京でも、非日常な日々だった上、雑…

レマン湖のほとりの「小さい家」ーーby ル・コルビュジェ

今回の台風で、東日本の50以上の河川が決壊し、甚大な被害が出てしまっている。ニュース解説で、日本列島の河川の分布図をみて、改めてその多さに驚く。 山も複雑に連なり、高低差が大きいことも被害を大きくしているようだ。 被害にあった住宅地の中には、…

刻苦勉励

多分、夫がこの世で最後にシャッターを切った写真だと思う。 まばゆいほどの美しさに心打たれ、わずかの空き時間に「きれいだな~」といいながら。 亡くなる二ヶ月前のこと。 この日も痛みをおして仕事。犠牲、たゆまぬ努力、ハードワーク。 スポーツに限っ…

多くの犠牲ーー台風被害とラグビー

台風19号がもたらした甚大な被害と、 ラグビー日本代表の感動的な勝利。「前代未聞」「記録的」という言葉が、これほどまでも同時に、両極端の意味合いで使われ、そして、私たち日本人の喜怒哀楽の感情を揺さぶった週末はなかったのではないでしょうか。大地…